故障のためシーズン終盤をほとんどプレーしていない長谷部、吉田、内田
頸部手術跡の話題もあり、動きが本調子でない本田
コスタリカ戦では逆転の勝利で全体として良かったようにおもえますが・・・
故障者の回復と本田の復調がカギとなるワールドカップとなりそうです。
本田の手術の真相は?
日本代表・本田圭佑選手の手術跡についてニュースで話題となっています
首の付け根付近に横10センチほどの傷があり、頸部(けいぶ)の手術でメスを入れた跡であることがはっきりとわかります。
ニュースから最近のものかと思わせますが、この傷(手術跡)は去年12月にCSKAモスクワを退団して、今年1月にACミラン入りするまでの1カ月間におこなった手術跡。
病名は、ネットでも話題となっている「バセドウ病」である可能性は極めて高いようで、その時に甲状腺を摘出した傷跡が首の付け根に残っているんですね。
しかし何で今頃発覚したような報道をするのでしょう。
本田選手の動きが良くないのでその理由付けのために引っ張り出してきたのでしょうか?
ACミラン移籍前に手術したことから、ACミランも承知のうえでのことでしょうし、試合に影響する心配が無いと判断されてのことでしょう。
現在不調とするならば、それはまた別の問題のようですね。
確かに「バセドウ病」を抱えている時は、あり得ない位の疲労感と動悸があるそうですが、甲状腺を摘出してしまえばほぼ問題ない体調に戻れるようです。
手術から半年経過した現在であれば、何の問題も無いと言えるでしょう。
今月4日に合宿中のアメリカ・クリアウオーターで報道陣の取材に応じたときに、
「一度も自分の口から手術をしたとひと言も言ったことはないし、僕がここにいるということだけで十分じゃないですか」
と答えているのは、
”(本人には)もう過去のことなのに何を今更ほじくりかえしているの?”
と言う感じで思っているからでしょう。
しかし、「僕がここにいるということだけで十分じゃないですか」
といった発言には、かなり反感をかっているようで、
”お前がここにいることで不安なんだよ ”
”やることやってるなら何も言わないよ 。とにかく結果出せ !”
”充分じゃねーよ 。病人をワールドカップに連れてきたくないから聞いてんだろーが !”
など、ネットではかなり辛辣な言葉で批判されています。
特に、日本代表と対戦するコロンビア代表のエース、ラダメル・ファルカオ選手が今年1月に左膝靱帯断裂でリハビリを続けていることから、
「プレーするには、コンディションが不足している。 それに100%の体調の仲間から、 席を奪うことはしたくなかった」
と代表を辞退した経緯もあり、そのファルカオ選手と本田選手の発言を比べると、
何がチームの為になるのか?自分が出場することでどうなるのか?
非常に難しい問題ですね。
今回の本田選手の事で言えば、状況を隠しファンを心配させている。
そう取られても仕方の無い事だと思います。
内田、吉田、長谷部、故障者の回復は?
本田選手の復調も気になりますが、1月に長谷部選手、2月に内田選手、3月に吉田選手と今回の日本代表には気になる故障者がいます。
内田篤人(シャルケ)
2月9日のハノーファー戦での後半終了間際、自らドリブルで持ち上がって攻めに出ようとした矢先に相手につっかけられて転倒。右太ももを痛める。
当初は肉離れだけの診断でしたが、2度目の診察で右膝裏の腱が1本切れていることが発覚しました。
ギリギリの判断で手術を回避しリハビリに専念。
吉田麻也(サウサンプトン)
3月の練習中に左膝のじん帯を痛める。
その後、約6週間の離脱でリハビリ。
長谷部誠(フランクフルト)
1月のスペイン合宿中に右膝半月板を痛める。
1月に手術を受けたが違和感が残り、2月末には再手術を受けることとなりました。
ザックジャパン長期離脱3人の中で最も深刻な状態にあると言われています。
リハビリに励み、急ピッチで身体を仕上げてきていますが、どれほどまでに回復しているのか?
中盤から最終ラインのこの3人が完全回復しているのか?
ワールドカップではそう何点も取れるものではありません。
失点を最小に抑えるためにもこの3人の体調が万全であることを願います。
代表メンバー発表後の会見で、故障した3人についてザッケローニ監督は、
「グラスに水が半分も入っていると考えるか、半分しか入っていないと考えるかだが、私は水が半分も入っていると考える」
「3人にはたくさんの休みがあった。しっかり休めていると考えている」
と、楽観視しているようでした。
しかし、万全でないと判断できたのであれば、
内田であろうと、吉田であろうと、長谷部であろうと、本田であろうとメンバーの入れ替えを実行して欲しいですよね。
そして、現状のベストなメンバーでワールドカップを勝ち進んでいってもらいたいです。