大ヒットのこのコーヒーを飲んだことがありますか
100円でこの美味しさには秘密があります
そしてその安さには理由があります
しかし儲かっているはずのこの商品には驚きの事実が!
セブン-イレブンの100円コーヒー
美味しいコーヒーを飲むとなにか幸せを感じます
美味しいコーヒーを飲むとパンが美味しくなります
美味しいコーヒーを飲むとタバコまで美味しくなります
幸せな気分や安らぎを与えてくれる美味しいコーヒーを
とにかく安く提供するのはセブン-イレブン・ジャパン
おにぎり・お弁当・冷食などなど
美味しさを追求した食品の数々は
そこら辺のお店で食べるより全然美味しかったりします
そんなセブン-イレブンのコーヒーをプロデュースしたのは
クリエイティブディレクターの佐藤可士和さん
試作品を飲んだ佐藤さんはその品質に驚き
”カフェで過ごすような時間”という意味合いで
「セブンカフェ」とネーミングし販売にふみきりました
佐藤可士和(さとう かしわ)
クリエイティブディレクター、アートディレクター、グラフィックデザイナー
ホンダステップワゴンなどのTVCF、NBOX ホンダのロゴデザイン
SMAPなどミュージシャンのアートワークなど
多くのクリエイティブな仕事を手がける
セブン-イレブンではブランディングを担当
これだけ美味しいコーヒーがなぜ100円で提供できるのか?
これだけの品質をカフェで提供するには
400円はもらわないと割に合わないとメーカーの営業が言っていました
そしてあのコーヒーサーバーはとにかく秀逸とも
セブン-イレブンのコーヒーサーバー
セブン-イレブンの100円コーヒーの美味しさの秘密と安さの理由
セブンカフェはホット、アイスとも1杯100円(ラージサイズは180円)
使用しているコーヒー豆はアラビカ豆4種類のブレンド
標高1000メートル以上の高地で栽培された厳選されたコーヒー豆を使用
香りに特徴をもつ豆2種類、味に特徴を持つ豆を2種類を使用しているそうです
味の素ゼネラルフーヅ(AGF)とUCC上島珈琲が担当し
香りの豆は浅めに、味の豆はコクを出すために深めに焙煎する「ダブル焙煎」を採用
そしてそのもととなるコーヒー豆を仕入れるのは三井物産
仕入先はコーヒー大国のブラジル
コーヒー豆の確保には、巨大農場との専属契約し
現地でコーヒー専門の会社を作りコヒー豆を厳選しているそう
専属の農場には熟したコーヒーの実が簡単に取れる“収穫マシン”や
乾季でも人工的に水と肥料を与えるパイプを張り巡らせるなど
技術面でも全面協力を惜しず努力をしています
これだけ各方面の努力からなるコーヒーが美味いのは当然のこと
では、100円で販売するからには当然原価は安いはず!
そう思いますが、これがちょっと違うようです
セブン-イレブンのコーヒーの原価はすでにネットで流出してしまっていますが
レギュラーの場合、ホット用カップが7.06円、アイス用カップが33.46円
一杯あたりのコーヒー豆が23.30円
これにコーヒーメーカーの光熱費や人件費を含めると
飲食業界の原価2~3割どころではありません
かなり利益の少ない商品と言えます
しかし、セブン-イレブンではそのコーヒーを目当てに
次から次へと買い物客があらわれます
それは美味しいものへのこだわりなのか?
顧客確保の戦略なのか?
どちらにしても消費者にとってはとてもありがたいものであります