image[1]ソチオリンピック本番を前にして、高橋大輔選手に新たな心配事が。

なぜ?今この時だったのか理解ができないのですが、ショートプログラム使用曲のゴーストライター説が話題となっています。

それとともにFSのプログラムの相性や気になるケガの具合など、有終の美を飾って欲しいファンには心配なところが・・・。

 

ショートプログラム使用曲「ヴァイオリンのためのソナチネ」

 

ショートプログラムで使用する曲『ヴァイオリンのためのソナチネ』は、代表作とされる『交響曲第一番HIROSHIMA』を作ったことで知られる、佐村河内守さんの曲

耳が聞こえない障害を乗り越え作曲していることで,「現代のベートーベン」として知られる人です。

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この曲の採用は、振り付けを担当した宮本賢二さんの勧めで決まったそうです。

『佐村河内さんは両耳が聞こえないが、音楽を書ける。その音楽を表現できるのは大ちゃん(高橋選手)しかいないんじゃないか』

と言ってくれて、高橋選手自身も聴いた時にどこか希望を感じたと話していました。

しかしこの曲は、今、ゴーストライターにより作られたものとして、大きな問題となっています。

佐村河内さんは事実を認めているようですが、本人の会見はまだ行われていません。

ゴーストライターである新垣隆氏は週刊文春の取材に応じ,

「公表するべきか逡巡しましたが、やはり事実を明らかにして自分もお詫びしなければならないと思い至りました。このまま事実を伏せ続ければ、五輪という大きな舞台までもが佐村河内氏の虚構を強化する材料にされてしまうのではないか、と」

ソチオリンピック直前にしてやっとの判断のようですが、本当にタイミングはここだったのでしょうか?

違うような気がします。

曲の変更は考えていないそうですが、今になりこんな騒動に巻き込まれたことは心配材料ではあります。

 

フリースタイル使用曲「ビートルズメドレー」

 

今回の振り付け師はローリー・ニコル。

フィギュアスケート界でその名を知らぬ人はいない振付師です。

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選んだ曲は「ビートルズメドレー」

全日本フィギュア2013 フリーで演じた血染めの演技はまだ記憶に新しいと思います。

このメドレーをローリー・ニコルはこう語ります。

(以下引用)

『Yesterday』は好きなの。エネルギーがあるけれど、大輔が序盤、落ち着いて高難度のジャンプを跳ぶのにいいテンポ。

続いて『Come Together』。最後にガチャンと砕けるような音がクールよ。

続いて、ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンの『Friends and Lovers』。私にはタンゴっぽい感じがしたの。友達と愛すべき人っていうのも、大輔が望んだ『ファンへの感謝』というテーマに合う。

次の『In My Life』は、俳優のショーン・コネリーが歌詞を朗読するCDがあって、『I love you more』というフレーズにピンと来た。これは詩的なプログラムよ。

大輔は氷上の詩人でしょ。ファンに『愛してる』と伝えた後は、『Long And Winding Road』。ここまで美しい旅、アップダウンもあり、困難があっても人生。大輔は人生礼賛ができる」

と、選曲とプログラムの進行を語ってくれました。

しかし、全日本を見た時に思ったのは、高橋選手の最大の持ち味であるステップがかなり少ない感じがして、物足りないと思ったのは自分だけでしょうか?

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有終の美を飾る舞台として、是非、いやになるくらいのステップを見せて欲しかった。

 

怪我の状態はどうなのか

 

高橋選手は2008年には右ヒザ前十字じん帯断裂し、選手生命すら危ぶまれました。

その後、懸命のリハビリでリンクに戻ることができましたが、ケガの後遺症で中々ジャンプが戻らなかったそうです。

ケガで体の感覚が変わってしまったと言います。

2013年8月には変わった感覚なりに4回転の感覚をつかみ始めましたが、10月には、出来なさ過ぎて諦めが入っているとも言っていました。

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しかし、開き直った11月には4回転ジャンプも成功させNHK杯優勝

やっと光明が見えてきてこれからという11月下旬、今度は練習中に右すね骨挫傷

3週間後のソチ五輪最終選考会(全日本選手権)を控えての出来事でした。

最終選考会はは2度の4回転に失敗し、絶望的になっているところで奇跡的に3人目の代表枠で選出されましたが、気になるのはケガの回復度。

そのケガに関しては、荒川静香さんのインタビューによれば経過は順調とのことなのでひと安心できそうです。

今までに1番自分に厳しく挑むとソチに向かい抱負を語ってくれたので、あとは気持ちが負けないように頑張って欲しいですね!

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