BS-TBS 毎週月曜日 夜21時放送の「吉田類の酒場放浪記」
特になにを期待するでもなく、番組を見ながらお酒を飲み、まったりとした時間を過ごす。
何でしょうね?この番組の雰囲気は?
忘れている時もあるのですが、気が付いて見れた時は”ラッキー”と思います。
吉田類と「酒場放浪記」
吉田類さんは、シュールアートの画家として主にパリを拠点に活動後、イラストレーターに転身。
1990年代からは酒場や旅に関する執筆活動を始めます。
何となく雰囲気から独身かな?と思いきや・・・。
やっぱり期待どおり独身でした。
「酒場放浪記」は”酒場詩人”吉田類さんが、町で人気の居酒屋さんにふらっと入って、気になる料理を食べながらお酒を飲んで、お店の常連さん達と楽しく会話をすると言うだけの、何てことは無い番組です。
しかし、美味しそうな料理と、楽しそうな居酒屋の雰囲気は、部屋で1人で飲みながら見ている人には何とも言えない感じの”いいなー、行きてーなー”と思わせるものがあります。
そしてその雰囲気は、吉田類さんだからこそ出せるものでしょう。
番組から見る吉田類さんの特徴
①常連さんに話しかけながら、食べ物を横取りする
②猫舌である
③適当なコメント(良い意味で)
④黒い服を好み何となくお洒落
⑤女性に弱い
⑥適度に酔っぱらう
何ともない”おっさん”の雰囲気がたまらない。
飲み屋に一人で行くのは、お酒や料理を楽しむ事の他に、そこに来る常連さん達と会話をし、帰るころには仲良くなっている。
そんな見ず知らずの他人とのふれあいが、何とも言えない楽しさでもある。
吉田類さんの好きなお酒は?
番組ではよく出てくる”ホッピー”
吉田類さんはこの”ホッピー”が好きなようだ。
あまり馴染みのない、でも聞いたことは有る”ホッピー”とは?
焼酎と割る飲み物で、分類上『清涼飲料水』
ノンアルコールビールとはちょっと味が違いますが、そのまま飲むとビアテイスト清涼飲料水。
ビールと比べれば少し濃い味と感じるようです。
ビールが高かった時代にいかにビールに似たものを安く作るかと考えられ、作り出された飲み物。
ホッピーを飲む時の焼酎は、普通のものだと焼酎臭くなりがちですが、よく出てくる「キンミヤ焼酎」だと飲みやすくなるとか。
好きなお酒のもう一つは”日本酒”
極めつけの一本は「司牡丹」だそう。
高知出身の吉田類さんの地元のお酒。
その中でも本醸造が好みとか。
(以下、吉田類さん談)
「極めつきの一本?そりゃあ迷うことのう『司牡丹』やね。『司牡丹で産湯を使うた』っちゅうたちえいばあ、ワシにとって日本酒と言やあ、この酒をおいて他にないがやき。」
「司牡丹にもいろんな銘柄があるけんど、ワシゃあ本醸造が好みやのう。ここの蔵は本醸造も高級酒とおんなじ醸造設備を使うて、丁寧な原料処理をしゆうがよ。ほんじゃき、これっぱあ品のえい酒になるがやろう。味はしっかり出しつつも、キレが良うてすっきりした、いかにも高知らしい酒に仕上がっちゅうがやき。」
「これまで世界中の酒を飲んできたけんど、司牡丹を飲むたんびに『帰ってきた』気持ちになるがよ。思い出と分かち難う結びついちゅう・・・それが他の酒にゃあない、日本酒の魅力ながやないろうかのう。」
この「金凰司牡丹」ちゅうたら、司牡丹の昔っからの定番酒で、旧一級酒ながよ。
つまり高知県内の飲食店らあで、お燗酒として一番一般的に出されゆうがが、この酒ながやき。
地元を愛し、地元の酒を愛す。
「司牡丹」を皆さんも覚えておきましょう。
どこかで見かけたら迷わず買いです。
さ~て。私ももう少しお酒を飲みますか。
地元新潟の”朝日山”
毎日飲んでいるこれもまた一般的なお酒です。