ソチオリンピック・フィギュアスケート団体戦で、ロシアのユリア・リプ二ツカヤ(15)選手が圧倒的な存在感を放ちました。
今回のソチオリンピックでフィギュアスケートの新しい女王が誕生しそうです。
彼女のスピンは凄すぎる!!
ユリア・リプニツカヤ
1998年6月5日生まれの15歳
ロシアの中央部に位置する大都市エカテリンブルグ生まれ。
現在のコーチはコーチのエテリ・トゥトベリーゼさんセルゲイ・デュダコフさんの2人でセルゲイ・ヴォロノフ選手のコーチでもあります。
振り付け師はイリヤ・アベルブフさん。アイスダンスで活躍していた選手だそうです。
イリヤさんの前は、安藤美姫さんのコーチ・振り付け師であったモロゾフさんだったとか。
2014年に使用しているプログラム曲
ショートプログラムはマーク・ミンコフ作曲の”愛はまごころ”
フリースタイルは映画”シンドラーのリスト”からの曲
エキジビションプリグラムは映画”キル・ビル”から、あの布袋さん作曲の”BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY”
オリンピックはエキジビションは無かったんでしたっけ?
”キル・ビル”見てみたいですね~。
キャンドルスピンが物凄い!!
今回のソチオリンピックの団体戦では、ショートプログラム・フリースタイルの両方で、パーソナルベストを更新してロシア団体の金メダル獲得に貢献しました。
軟体動物のような柔軟性がある彼女の”ビールマンスピン”は、一本のキャンドルのように見えるからか、”キャンドルスピン”と本人は名付けているそうです。
本来は靴のブレードをつかむそうですが、彼女は足首をつかむという”荒業?”でスピンしちゃいます。
ここまでのユリア・リプ二ツカヤ選手のISU(国際スケート連盟)パーソナルベストスコアは、2014年欧州選手権での209.72
今回のスコアは、
ショートプログラムが72.90(技術点39.39、構成点33.51)
フリースタイルが141.51(技術点71.69、構成点69.82)
合計すれば214.41となりますが、団体戦のため記録とはならないのでしょうか?
女子シングルでもこれだけの、また、これ以上の得点を出せるのであれば、今のキム・ヨナ選手や浅田真央選手を上回る可能性は大ですね!!
運命の15歳
思い返せば浅田真央選手は、15歳に満たなかったためにトリノオリンピックに出場できませんでした。
あの時の浅田真央選手も出場できればメダルの期待が大きかったのですが、年齢のために出場できなくて残念だった記憶があります。
今回、ユリア・リプ二ツカヤ選手はタイミング良く15歳となり、急上昇の才能を充分に発揮できる最高の舞台が用意されました。
自国開催のオリンピックでロシアも力が入っているでしょう。
そのうえでこれだけの才能を持った”大スター候補”
大会後に引退する可能性が高い、浅田真央選手とキム・ヨナ選手にとって代わり、このソチオリンピックからユリア・リプ二ツカヤ選手の時代が始まる。
そんな”運命”を持った選手のようにも思えます。